コレステロール値を下げるのに中性脂肪を減らすことが大事な理由

動脈硬化を引き起こす、

直接の原因はコレステロールです。

 

でも、なんでコレステロールって体内で増えてしまうのでしょうか?

それは、ズバリ、中性脂肪が増えることが関係しているようなんです。

 

なぜ、中性脂肪が増えるとコレステロールも増えるんでしょうか?

「中性脂肪」と「コレステロール」の目的地とは!?

中性脂肪が増えるとコレステロールも増える仕組み。

 

まずは、食べたものがどうやって

中性脂肪やコレステロールになって、

血液中に取り込まれるのかを追ってみましょう。

 

お肉を食べるとします。

お肉には脂身とかも含まれていますよね。

いわゆる脂肪分です。

大好きな人も多いのではないでしょうか?(笑)

 

食べたお肉は胃の中で消化され、

小腸に送られます。

 

ここで、脂肪分が分解されて、

中性脂肪とコレステロールになるんですね。

 

そうなんです、

中性脂肪とコレステロールは

まずは小腸からその人生?をスタートさせるといっても

過言ではありません。

 

で、小腸で誕生した中性脂肪とコレステロール、

いったいどこに行くんでしょうか?

 

ずばり、行き先は肝臓です。

肝臓は私達の体に必要なエネルギーを扱ったり、

毒物があれば解毒してくれるという重要な器官です。

 

で、肝臓に行くためには血管の中を通らなければなりません。

 

でも、中性脂肪とコレステロールって脂質です。

そのままの状態だと血液中に溶け込むことができないんです。

水と油の関係ですからね。

 

そこで登場するのがカイロミクロンという物体です。

カイロミクロンというのは、

リポタンパク質という油溶性と水溶性を併せ持った

性質をもっています。

 

中性脂肪とコレステロールは、

水溶性の性質を身につけるために、

リン脂質とアポタンパク質と合体しようとします。

 

その結果生まれるのがカイロミクロンなんですね。

カイロミクロンへと変化した中性脂肪とコレステロールは、

そうやって血管を通って、肝臓へと辿り着くわけです。

 

肝臓へと辿り着いた「中性脂肪」と「コレステロール」はその後どうなる?

無事、エネルギーを扱う臓器である

肝臓へと辿り着いた中性脂肪とコレステロール。

 

一体そのあとはどうなるんでしょうか?

まさか、ここで終わりじゃないですよね!?

そうです。

むしろ、ここからが本当の旅の始まりです。

 

肝臓というのはエネルギーの一時貯蔵庫みたいなものです。

小腸からカイロミクロンに乗って運ばれてきた

中性脂肪とコレステロールも

一時的に肝臓に居候しているにすぎません。

 

体から「おまえが必要だ!」という指令が下れば

出動する運命なんです。

 

中性脂肪は私達の体を動かすために必要な

遊離脂肪酸を作り出す材料になりますし、

コレステロールは血管を作ったり修復するための材料になるんです。

 

ただ、ひとつ問題があるんです。

中性脂肪とコレステロール、

別々に行動することができないんですね〜。

 

中性脂肪とコレステロールは「セット」でしか行動できない!

中性脂肪とコレステロール、

小腸から肝臓へ移動するのに

カイロミクロンというリポタンパク質に変化しました。

 

実は肝臓でも同じことが言えるんですね。

中性脂肪とコレステロールは

肝臓から血管へ移動するにはリポタンパク質になるしかありません。

 

リポタンパク質というのは

中性脂肪とコレステロールとリン脂質とアポタンパク質の複合体。

 

「セット」になってしまうんです。

 

つまりは、体に「中性脂肪、ちょっとこい!」と言われると、

中性脂肪だけじゃなくてコレステロールも

一緒に出動してしまうというわけなんです。

 

ちなみに肝臓でつくられるリポタンパク質は

VLDLと呼ばれています。

「Very Low Density Lipoprotein」の略です。

とっても密度の低いリポタンパク質。

沢山の脂質やコレステロールの粒が含まれているので

隙間が多いということです。

 

ちなみにカイロミクロンは

そんなVLDLよりもさらに低密度になります。

 

VLDLに含まれている中性脂肪は、

必要とされている部分で降ろされたり、

血管中で分解されて

体を動かすための遊離脂肪酸にされたりします。

 

すると、VLDLの中性脂肪の比率はどんどん下がっていきます。

 

するとどうなるか?

密度が低くなって「LDL」という物体になるんですね。

「Very」が抜けた感じです。

 

ちなみにこの「LDL」という物体、

ちまたでは悪玉コレステロールと呼ばれています(笑)

 

コレステロールを減らしたいなら中性脂肪の出動機会を減らす!

お分かり頂けましたでしょうか?

体に「中性脂肪、ちょっとこい!」と言われてしまうと、

コレステロールも一緒に出動して、

しまいには悪玉コレステロールになってしまうのです。

 

つまりは、コレステロールを減らしたいなら

中性脂肪も出動機会を減らすしかないんです。

 

中性脂肪はどういう時に出動するのかですって!?

それは、エネルギーが余ってしょうがないときです。

 

体を動かすために必要なエネルギー以上に食べてしまうと、

肝臓に大量の中性脂肪が貯まることになります。

 

でも、肝臓はエネルギーの一時貯蔵庫でしかありません。

貯蔵庫は他にあるんです。

 

そうです、体内の脂肪細胞ですね。

おなかのたるみを作り出す細胞です。

 

エネルギーが余ると、

体はそのエネルギーを中性脂肪として体に保存しておこうと思うんですね。

 

で、「中性脂肪、ちょっとこい!」ってなるわけです。

 

つまりは、コレステロールを減らすには

中性脂肪の出動を減らすこと!

 

中性脂肪の減らし方については

こちらの記事で解説しているので

気になる人はチェックしてみてください。

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