なぜ、動脈硬化は「男」のほうがなりやすいのか?

動脈硬化って「男」のほうがなりやすかったりします。

 

もちろん、女性でも動脈硬化になるのですが、

圧倒的に男性のほうが多いイメージじゃないですか?

 

その通りなのですが

なぜなんでしょうか?

男の肥満は「内臓」に脂肪がつきやすいのが問題

男性のほうが女性よりも動脈硬化になりやすいのは、

肥満のタイプによる違いがあります。

 

ちょっと太った男の腹は「ビール腹」とかいいますよね。

樽みたいな感じに腹回りがボヨンとしてきます。

 

この肥満のタイプを「内臓脂肪型肥満」とかいいます。

腹回りがボヨンとするのは

内臓に脂肪がたまってしまうからなんですね。

あ、ちなみにリンゴ型肥満ともいいますかね。

 

それに対して、女性の場合は腹ではなくて、

太ももにくることが多いんです。

 

テレビとかを見ていると、

なんかたまにアメリカのファットな方々の映像をみることがありませんか?

 

女性でファットな人の体型をみてみてください。

足の太ももがものすごいことになっていませんか?

男のビール腹とはまた違いますよね。

 

そうなんです。

女性の場合は太ると腹ではなくて

足の太ももに脂肪がたまってくるんですね。

 

この肥満のタイプを「皮下脂肪型肥満」といいます。

 

男のリンゴ型に対して洋なし形ともいいます。

洋なしって下のほうがボヨンとしてますからね。

 

内臓脂肪が多くなってしまうと、インスリン異常が起きやすくなる

男のほうが動脈硬化になりやすいのは、

内臓に脂肪がたまる「内臓脂肪型肥満」が

多いからだという話をしました。

 

それでは、なぜ内臓に脂肪がついてしまうのが

問題なんでしょうか?

 

それは、アディポサイトカインの分泌が

異常になってしまうからです。

 

アディポサイトカイン?

なにそれ?

という人も多いかと思います。

 

アディポサイトカインというのは

脂肪細胞から分泌される「生理活性物質」の総称で、

アディポサイトカインの中には

アディポネクチンや、

レプチン、

TNF-αと呼ばれるものが

含まれています。

 

で、その中でもアディポネクチンの働きが

とても大事なんです。

 

アディポネクチンは、血管が傷ついたりすると、

それを修復する働きをもっていたり、

インスリンの働きを強めて、

インスリン抵抗性が発生しないようにする働きがあります。

 

インスリン抵抗性というのは、

インスリンは分泌されているんだけど効きにくいという状態です。

つまりは分泌されていない状態に近くなります。

 

インスリンは血糖値を下げる働きをもっているので

インスリン抵抗性があると血糖値が上がりやすくなっちゃうんです。

 

内臓に脂肪がたまってしまうと、

そんな、脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンが

乱れてしまうんですね。

 

つまりは、血管が正常に修復されなくなったり、

インスリンがうまく働かなくなってきて、

血糖値が上がってしまったりします。

 

血管が傷ついたままだと、

そこから悪玉コレステロールが血管壁の内側に入り込みやすくなるし、

血糖値が上がって糖尿病になってしまうと、

さらに血管はダメージをうけます。

 

つまりは動脈硬化になりやすくなるというわけです。

 

というわけで、

男性のほうが女性よりも動脈硬化になりやすい理由でした。

 

ちなみに糖尿病が動脈硬化につながるメカニズムについては

こちらの記事で解説しているので

気になる人はチェックしてみてください。

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